「あー!!もうほんまうっざいねん!」 「え!?何!?なに!?」 「お前や、お前!!!!!」 「あたし何かした!?!?!?」 「おっまえな!授業中へらへら俺に笑いかけんなや!授業に集中できんやろ!なんやねん、その笑顔。 俺だけに笑いかけてるみたいな!俺どんだけドキドキ絶えてると思てんねん! ちゅーか、なんなん?通るたびそこええ匂いするんやし!!髪サラッサラやし! 目くりっくりやし!いつも頑固で元気で意地はっとるけど弱ってるときはめっちゃ守りたくなるねん! なんや、あの涙!!泣いとるとこ見たときは抱きしめたくなったわ!アホ!!!! しっかもなあ、俺見つけたときぴょこぴょこはねて『謙也ぁ!』って呼んでくれんねん! それめっちゃ嬉しいわ!!ていうかなにもかも可愛いすぎんねん!!!!!!」 「…け、謙也それなんか矛盾してんで…てかいつあたしの泣き顔なんて見たん…。 って、ちゃうわ!!アンタなに大声でしかも授業中に何言ってんねん!!!!」 「ええやろ、馬鹿!!!」 「はあ!?そんなこと言うけどなあ、あたしかてアンタのことほんっとうざい思てるんや 確かに馬鹿やし自分のことスピードスターとか言っててめっちゃアホやなあって思うところもあるけど、 テニスしてるとこめっちゃかっこいいねん!!!いつもへらへらしとるけどテニスん なるとめっちゃ真剣なって一生懸命で誰よりも頑張ってんの!! しかもあたしが悩んでたり体調悪かったりするといっつも最初に気付いて気遣ってくれるの謙也やし! 体育のバスケでさりげなくあたしんとこフォローしてくれるんやし! 実は謙也はめっちゃかっこいすぎるんや馬鹿あー!!!」 「…謙也…自分等それ告白してるん?それとも相手のことけなしてるん…?」 「「そんなこと自分が知りたいわ!!!!」」







いつの間にか褒め言葉